生徒へ

2年生のみなさんへ

 

 あなたたちが入学してからあっという間に2年が経とうとしています。4月からは3年生なのですね。時の流れの速さを感じます。

 

 みなさんは,本当に手がかかる人たちです。修学旅行では二条城にまさかの忘れ物をしたと報告を受けたのが閉館時間の10分前でした。本当に多くの人に迷惑をかけてくれました。また,交差点にはブレーキをせずに果敢に突進し車に飛ばされました。学校中を震え上がらせてくれました。

 

 日頃私が注意してもそんな事は全く気にも止めず,注意された5秒後にはまた騒ぎ出します。周りのことなんて考えずいつも自分がやりたいように行動してくれました。忘れ物をして注意されても全く提出してくれません。放課後に呼んでもいつの間にかいなくなってくれました。

 

 人の温かな気持ちなんて微塵(みじん)も感じることなく,よく「またJinに怒られた」とブツブツ文句を言ってくれました。本当に大変なあなたたちです(笑)。

 

 そんなあなたたちですが一人ひとりを見れば,実は周りの人に優しく接することができたり,気遣ったりすることができる人たちであることを私は「実は」知っています。あなたたちは褒められるのが苦手な照れ屋さんの集団なのですね(笑)。

 

 この2年の間であなたたちは大きく成長してきました。部活動では九州大会に出場したり,負け続けていたS部が県大会で悲願の1勝をしたりと私たちに大きな感動を与えてくれました。卓球部は部活動なのかおしゃべりクラブなのかいつも疑問に思っていましたが,下手な指導を受け入れ,新人戦では準優勝までたどり着きました。どの部活でもみなさんの頑張る姿は本当に輝いていました。

 

 授業では私は本当に難しいことを要求しました。しかし,あなたたちが英語で台湾についてプレゼンテーションをする英文が書けるようになったり,周りと会話が続くようになったりする姿が次第に見られるようになり,本当に嬉しく思いました。本当に手を焼く分,私にとって大変愛着があるあなたたちです。

 

 1年前にある生徒から手紙をもらいました。授業や一緒に取り組んだことが楽しかったこと,私へのお世辞などが書いていました。最後に「私たちの卒業する姿を見届けてね」とまとめていました。この約束を果たすことができなくなってしまいました。本当にごめんなさい。

 

 この1年であなたたちとの結びつきが深まってきたなぁ,来年度の卒業式が楽しみだなぁと感じてきたこの頃でしたが、残念ながら異動の発表がありました。最後の1週間はこの気持ちを隠すのに必死でした。

 

 私は違う学校へ異動になりますが,あなたたちとの2年間は私にとって宝物です。あなたたちに学んだことが山のようにあります。本当にありがとう。

 

 I always stand by in your heart.

 「思い」はいつもあなたたちと共に。

 

 また会える日まで,しばしのお別れです。

 あなたたちが大きく成長している姿が見られる日を本当に楽しみにしています。

 

2015年3月30日 Jin

 

保護者の皆様

 

 今春の人事異動にて○市立○○中学校へ異動することとなりました。思いがけない発表に私も驚いているところです。彼ら・彼女らの最後の1年を前にまだまだ一緒に取り組みたかったことも多く,非常に残念に思っております。来年度の1年が充実した年になり,豊かな人生を歩んでいく良いきっかけとなるよう心から祈念しております。拙い指導ではありましたが,温かなご支援,ご協力を頂きました。本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。