波及効果とラポールの相乗効果

一年の指導が終えようとしている今日この頃。学年末テスト作成の段階では非常に頭を悩ませました。今回のテストの目的は,生徒に「自信を与える」ということでした。

 

「難易度を下げて点数を上げれば良い」ということではなく,

「一定の難易度は保ちながら点も取らせたい」そしてそのためのテストのあり方はどうすればいいか,真剣に考えて作成をしました。今回私が出した答えは「選択と集中」でした。

 

「読解」の問題では,答えを導く過程にも設問を立て,そのことによって「適切な英文を表現できたり,答えを選択できたり」することが「できるように」仕向けました。数学などでよく見られる手立てだと思います。最終的に答えさせたい問題は,入試で問われるような形式にしました。そうすることで入試で問われるような形式に慣れることが可能となります。

 

「表現」の問題も入試形式で設問を立てました。ただ認知プロセス過程にも設問を立て,正しい判断ができるようにしたことで,生徒は自信を持って答えることができたようです。

 

教科書で扱った英文を使用したところも多くありましたので,つまるところ教科書の英文を使って模擬入試体験問題にしたという感じでした。本年度の入試問題にも同じような形式で出ていたところもあったので,その問題についても解説後に練習しました。

 

結果としては生徒の頑張りが大変感じられました。苦労して作成した甲斐がありました。そして生徒自身も納得していました。それは生徒の表情を見ていればわかります。

課題も感じました。低学力層への日常的支援をさらに保障していかなければならないということです。

 

学年末テストの結果を受けての今日の授業では興味深い「手応え」を得ることができました。「ウォッシュバックエフェクト」つまりは「波及効果」です。テストで問われることと日頃の授業が結びついていくことで生徒はやる気に満ち溢れます。生徒に「授業で学んだことを生かしながらアウトプットすることがテスト・入試でも必ず役に立つ」と感じさせることに今回は成功したように思います。

 

今日の授業は「長い文章をリスニングを通して理解すること」にチャレンジさせました。理解を深めさせる手立てとしてのハンドアウトを作成しました。リスニングの認知プロセスに沿って聞いた内容を選んだり,書いたりするものです。一言で言うと「大変意欲的に」取り組んでくれました。その様子をVTRに撮っておけば良かったと反省するくらいです。

 

授業を通して生徒との関係が築かれ大変ポジティブな雰囲気です。英語が全くもって苦手な生徒が頑張る姿は心が打たれます。また来年もこの学年を指導したいと思っています。