題材内容に対する思考の深まりがアウトプットの鍵

今日は大分県の私立高校入試の日でした。まだ問題を見ていないのですが,いずれにしても,どのような問題が出されても,彼らの力が発揮され,希望の進学先へ進んでほしい!と思います。

 

最近の授業の中では,「ある人物についての成功体験」や「効果的なプレゼンテーションをするために」のような題材内容を扱っています。

3年生は,登場人物が将来の夢について悩みを"What can I do?"と投げかけていたので,それに答える内容を考えて英文を作って吟味しました。その後アフリカはマラウィの風車少年についての内容を学習し,その内容をイラストとともに説明する英文を考えて要約してもらいました。

2年生で扱っている題材内容は,図や表を使ったプレゼンを登場人物がしている設定の内容を学習し,見えないところについても,〜〜な動きが必要だ,とか教科書内容の前後(もしくは中にももっと)にはこんな始まり,終わりが必要だとかを考えさせてみました。また客観的な視点から図や表,グラフの良い点を学習し,それらを使って実際にプレゼンをしてみるという内容を学習してまとめをしたいと思っています。

 

まだまだ数多くの改善点はあるのですが,特にプレゼンテーションを学んでいる生徒は,段階的に題材内容についての思考が深まっており,実際に自分ならどうするかを検討することで英文についても体得できているような様子が見て取れます。それらをアウトプットさせることでさらに身につけてもらいたいと感じているところです。

 

当たり前のことなのですが,「題材内容を理解すること=思考の深まり」ではないのだ,と我ながら認識しています。以前斎藤孝先生が著書(どの本だったかは忘れましたが…「教育力」だったような)の中で述べていたことに,「その時に学習している内容について瞬間的なフィーバーが起きる」ことで興味がわく,もっと学習したいという気持ちが起きていたのです,ということを思い出しました。

 

学習させたい内容,単元で扱う題材内容について,フィーバーを起こさせることができれば,生徒は自然に学んでくれると思います。先日テレビに風車少年ウィリアムカムクワンバさんがテレビに出ていたらしく,そのテレビ番組を見た生徒はとても楽しかったと言っていました。2年生には今現在台湾からの風が吹き荒れています。英語の授業でフィーバーを起こすキーポイントはauthenticity,localizationなのかもしれません。「〜〜ができることはこんなに素晴らしいことなのだ」ということをどれほど生徒に伝えられるか,だと思っています。

 

我が校の生徒のみなさんは教科書内容を理解させ,同じもしくは関連したテーマについて表現しましょう,などと仕向けても「何を書けば良いのかわからない状態」になります。適切にアウトプットさせるには,題材内容についてどれだけ考えたか,伝えたいことをどれだけ蓄積することができたか,がポイントになってくるものと思います。なので私が今までそうしてこなかったから生徒が上手く表現できていないだけで,中学生としては当たり前のことなのかもしれません。

 

菊池省三先生はいきなり褒めてといってもできる訳がない,初めのうちは「今日は○○さんの良いところをたくさん言ってもらいます。」と朝間に投げかけておき,「もう思いついているよね?」「数字なんかもいれると具体的でととてもいいよね」などと途中でチェックを入れながら,発表時にはすっかりレディーな状態になっていることを話してくれました。

 

・最終的に何を表現させるのかを伝える

・思考を蓄積することを伝える

・必要であれば調べさせる

・途中でチェックを入れる

・思考まとめ用ハンドアウトを渡しておく

などの工夫ができると考えられます。援用できることはやってみないとね。

 

次の単元はインドについて学ぶ題材内容が設定されています。いろんな工夫を取り入れて実践したいと思います。インドの風をもたらしたいですね(笑)