運用におけるscaffolding

先日連絡を入れた駐福岡弁事処の担当者の方が私の取り組みを大変よく理解してくれ,快くいろんな資料を送って頂きました。昨日それらを受け取り,生徒に「〜〜というところからこんな資料をもらいました」と説明をし,それらの中の一部をコピー,冊子化して配布しました。配布した時には「心躍る姿」がありましたので,興味を持って活動に取り組んでくれると確信しています。

 

今日も授業をしながら感じたことではあるのですが,文法理解,内容理解に対するscaffoldingと運用におけるscaffolding(の質)は違うのだ,ということが見えてきました。というのも,私の授業における方針としては,答えはなるべく与えない,でもその途中でenhanceしたり,focusしたり,emphasisしたり…などの取り組みの中で気づいてもらいたいと思ってやっています。必要に応じた明示説明や気づき・練習のためのハンドアウトなども鋭意作成します。理解を促すscaffoldingを工夫して取り組んできたものですから,もちろん運用をさせる際にも色んな手立てを講じる訳です。

 

しかし,いざ運用という段階になると,何を表現していいかわからないという生徒が少なからず出てきます。自分の考えを表現させる場合は考えを促したいともちろん考えます。しかし,ある程度「これらの例を使って表現してみよう」が最初のステップでも良いのではないかと今日感じました。じゃないと,何も表現することのないまま時間が過ぎていくほうが時間の浪費だと感じたからです。

 

ツアーガイド本を見ると必ず現地の言葉が載っていますが,どれかといえばそれらを利用するような感じじゃないでしょうか。それらを使って伝わったら嬉しい,みたいな。もちろん一方的なコミュニケーションになろうかと思いますが,それがスタートでも彼ら・彼女らにとっては良いのではないでしょうか。何もしないよりは。

 

運用をさせる際には(特に苦手な生徒には)表現をしたことで,一方的でも英語で考えが伝わったという「喜びを感じさせる」ことに力点を置くべきなのではというのが今日の感想です。そこから英語が苦手な生徒に対する突破口が何か見えてくればいいなぁと思います。やらない,やりたくないなんていう感じを醸し出していても,理解したい,運用できるようになりたいと絶対思っているはずなので!