フォーカス・オン・フォームの広まりとform-focused activity

先日第1回研修会を開催し,約20名の先生方においで頂きました。講師先生からは実践のtipsを盛り込んだ大変有意義な話を頂きました。きっと多くの先生が「日常の実践に取り入れよう」と感じたはずです。私も「やらせっぱなしでどうにかならないかな」と感じていた音読後活動(音読後に,操作させたい機能語を空欄にしておいたハンドアウトを用意し,覚えたら本文を見ずに書かせる)を翌日の実践に取り入れてやってみました。生徒を目標に育て上げていくという視点をさらに強化することができたように思います。大変有意義な会になったと思っています。

 

保護者や周りの先生方などからは「今の英語の授業って以前と全く違うよね」ということをよく仰っていただきます。

「英語の知識だけを学んでいるのではなくて,実際に使えるように育てる授業」

ということを意味しているのだと思います。

題材内容に教師の「生徒に学んで欲しい」メッセージを込めたり,自分の伝えたい考えを自己表現できるようにさせたり,英語で相互交流できるようにさせたりすることで「英語科からの視点を通した生徒の育成」ができていると思いますし,そのような考えは確実に広まっていると思います。田尻先生,北原先生,中嶋先生など多くの著名な先生方が各地で話されてきたことが広まり,共有され,自分なりの実践として拡散されていることを私自身も肌身で感じています。

英文のインプット,理解,アウトプットへの方向の中でformにも意識を向けさせる指導,つまりはフォーカス・オン・フォームの「流れ」は確実に広まっています。

 

しかし,インプット・理解・アウトプットの活動を並べ,「流れ」をラインアップさせても生徒の力は十分に引き出せないのではないかと感じます(まだまだ生徒の力を引き出せるにも関わらず,それで良しとしてしまっているのではないか)。私がその流れを組んだだけの活動をしてきてそう感じているからです(自戒)。色んな先生方を見ていて,私が取り入れたいと感じたのは「(生徒が目的を理解している)form-focusedな活動」です。

T先生の授業では,target formに焦点を当て,題材内容とタイアップさせて自分の考えを表現させる活動に取り組ませていました。表現に至るまでに生徒は題材内容について思考を深めていますので,一辺倒な自己表現にならないバラエティに富んだ考えを表現することができるものと思いました。

また先日の研修会でも,単元のゴールを見据え,ドリル的活動に取り組ませた後,慣れ親しんだ表現を活用させてテーマについての表現をさせる流れを教示頂きました。

教師が,どのように,かつ意図的に,目的を持って,boringな展開にさせずにtarget formに慣れ親しませるか,そして目標に近づけていくかを仕組んでいくことが達人技だと思いました。ただ目的もなくドリル活動をやってしまう小生のような者とは大違いです(笑)。

適切な流れを仕組めるように細部にこだわっていきたいと思っているこの頃です。