教科書題材内容を理解させるための工夫 実践編

受け持ちの2年生。英語はとても苦手だけど,牛歩な感じでもできるようになっている姿が見られるとてもかわいらしい生徒たちです。これまでの1年半,授業は多くの時間を英語で進めてきました。英語を使用する意識が彼らの中にも備わってきたと最近思います。少しの進展!だけどそれが私は嬉しい。SLA is dynamic but slow. This is my belief learned from B. VanPatten.

 

New Crown Series 2 Uluruの単元では次のような英文の理解を概論編の内容,主に形式・意味・機能マッピングを意識しながら下記述のように実践しました。

Meiling: Hi, Ken. What's up ? you look really happy.

Ken: Emma gave me this present.

Meiling:What is it ?

Ken: It's a boomerang. People in Australia used it for hunting.

Meiling: Wow.

とかいう英文の内容でした。(現時点で家に教科書がなく…)

こんな感じで取り組みました。

・New Wordsの読み方,意味の確認

(いつもbingoで触れさせておいているので深入りせずに)

・本文を聞くにあたってのポイント(ケンは誰に何をもらった?)を与え

・Listening without text,確認としてのsilent reading, reading aloud, pair reading 

ここから工夫した点を盛り込みました。

まずは内容の理解を深めるための○×△クイズ。

1.MeilingはKenのことが気になっている。

2.KenはMeilingのことが気になっている。

3.KenはEmmaのことが気になっている。

4.Meilingはブーメランのことを「実は」知っている。

5.Kenはブーメランのことを自慢したくてたまらない。

6.Wowと言ったときのMeilingは写真(挿絵)と同じような驚いた気持ちだ。

7.Meilingはブーメランに興味を持った。

8.KenはMeilingがブーメランに興味を持った,と思っている。

Emma gave me this present.のどこをKenは強く発話しているか。

教科書本文を何度も見させながら,上記の根拠となる英文,そしてその理由をペアで考えさせました。1をモデルとして取り組ませた時点でもう生徒は興味深々,質問の入れ食い状態でした。何度も教科書を見返したり,答えとする根拠を考えたりさせるなかで,なぜそんな発言をしたのか,という機能面にも着目するはずだと思います。

さらに,つぶやきreadingにも取り組ませた結果,生徒はもう狂喜乱舞でした。恋愛ネタは鉄板です(笑)

これらの実践は,自分なりに質問を考えたり,その解釈をJin流にしたりした以外,基本的には田尻先生の追試です。先達先生の実践には凄みがあります。

ただ,ただ追試をしただけでは能がないので,さらに手を加えました。

で,テーマ変更して半preparedなimpromptu活動,「映画のワンシーン撮影」に取り組ませてみました。

Emmaの事は何とも思っていないKen, にも関わらずプレゼントをもらってしまい動揺しているKen,そして少し気になっているMeilingに偶然出会ってしまった,としてアクションしてもらいました。KenとMeilingのグループに分けて練習させた後,Ken-Meilingペアでアクションという流れです。教科書の英文を少し置き換えながらのアクションでしたが,生徒はよく頑張ってくれました。

まとまりのある英文のセクションについても出来うる色んな工夫が考えられます。自分の中での検討課題は思考・判断・表現力を高めたい,ということです。また,それらについても綴りたいと思います。

 

とまあこんな感じでやってみました。やはりある程度英語でのデリバリーができるように仕向けていけているのかどうかがポイントになるのではないかと感じたのですが。評価については色んな検討課題がありそうです。楽しければいいってわけではありませんが,楽しい上に学びのある展開を目指していきたいものです。