自己一致

働き始めてから10年超。教師としてのあり方を模索した結果,教師でなければならないとの強い意思が働き,教師として生徒の前でも振る舞ってきました。その結果,私自身,何処か生徒との距離を感じてきた,というのが紛れもない事実です。

 

それで上手くいくときももちろんあったわけです。しかし生徒が変わればそういうわけにもいかない,というのが現状かも。今の心境としてのプライオリティは,生徒とともに,が一番大きいのです。生徒の現状を正しく理解し,ちょうど良いハードルを提示することで学習がかなり効率的に進んでいくことを実感することができているからです。自分の気持ちと発言が不一致でない状態でないと,生徒に見抜かれてしまうと感じました。逆に自己一致ができている状況では少々厳しいことをなげかけても喰いついて来てくれると実感しています。生徒の感覚は本当に鋭い。「先生の心情を見抜く天才」だと勝手に思っています。

 

研究的環境ではない教育的環境では生徒理解と自己一致は絶対的に必要です。先達先生の素晴らしい実践では絶対に外されていない視点ではないでしょうか。teacher-researcherとしての熟達に必要な視点をさらに深めていきたいものです。